こうへいの音楽夜話 第10話
雨はいつか −苦しい時も−
(1997年9月27日掲載)
前回、加藤登紀子さんと長谷川きよしさんをご紹介しましたので、そのままの勢いで続けます。
若い方で何のことかわからないヨーというみなさんごめんなさい。
加藤登紀子さんの曲で初めて聴いたのは「赤い風船」です。もちろんライブではありませんが。
その頃の楚々とした雰囲気も好きでしたね。
今回ご紹介するのは、その頃とはずいぶん違います。
タイトルは、ほろ酔いコンサート・ライブ
そう、ファンの方ならご存じでしょう、「酒は大関」です。
加藤登紀子さんのライブを初めて聴いたのは、第9話でご紹介した「2つの顔のコンサート」ですが、
最後に聴いたのが、このLPに収録されたものではありませんが、このシリーズのコンサートです。
このライブの頃は、こうへいがまだ大晦日まで働いていたときです。
正月には親元の神戸へ帰るのですが、東京にいて仕事が終わってからでは、新幹線も飛行機も気乗りがしません。
ということで、1月1日になってから帰るとすると、大晦日はどこかで越さなければいけません。
で、ある年に、これまで話には聞いていたほろ酔いコンサートを聴いて過ごすことにしたのです。
新宿の映画館でした。入場料には、お酒一杯が含まれています。
出演者も、ファンも、唄と酒に酔いながら一晩を過ごすのです。とっても熱い一晩です。
ステージの上も下もありません。ただ、熱い共感があるばかりです。
もともとこうへいはお酒は強くないのですが、気分屋ですからこういうときは素直に気持ちよく酔ってしまいます。
この中からとっても好きな唄を2つご紹介します。
1つはタイトルの「雨はいつか」です。
上がらない雨はない。どんなにつらくてもいつかはきっと晴れる日が来るんだ。
苦しい時に思い出したい唄です。
心の中でこの唄を歌いながら、雪の東北を一人旅したことがあります。
その時の、その場所へ、情大東北オフで行ったんですよ!(楽屋落ち、ゴメン)
もう一つは「あなたに捧げる歌」です。
恋する思いをうち明けられないまま、大好きな人と別れていく夜に歌う唄です。
この唄の気持ちそのままで、東京は世田谷のスナックで、あるひとを前に歌ったことが
あります。
若かったなぁ、こうへい。
加藤登紀子 ほろ酔いコンサート・ライブ POLYDOR MKF1059
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