こうへいの音楽夜話 第13話
TrePick Prelude MIDIとネットワークが創る新しい可能性
(1998年4月19日掲載)
ご紹介しているTrePick Preludeの作曲者、藤掛 廣幸 先生のページへリンクしました
(1998年11月8日更新)
TrePick PreludeのCD見つけました
(1998年11月22日更新)
第3話で、藤掛 廣幸さんのセレナーデをご紹介しました。今日はまたまた同じ方の作品がタイトルです。
今の日本で、マンドリンのための音楽を書いている方の中では、こうへいがもっとも気に入っている作風なのかもしれません。
つい、採り上げてしまいます。
ただ、残念なことに、こうへいの現役時代では一度も弾いたことがないんですね。
もし、もう一度楽器を持つことがあれば、必ずやってみたい作曲家です。
で、今日のタイトル曲です。
マンドリンは、同じ音程の2本の弦が4セット張られています。
ピックというべっこうなどで出来た爪を使ってその2本を交互に弾いて音を続けるトレモロと、弦を弾きっぱなしにしてバイオリンのピチカートのような弾き方になるピッキングという2つの奏法が特徴的です。
TrePickという題名はこのトレモロとピッキングを表しており、マンドリンの特徴を明確にするために作者が考えた言葉だと聞いています。
きっとマンドリンオーケストラの特徴を最大限活かした曲になっているでしょう。
え、「なぜ、なっているでしょうなの、聴いたこともない曲を紹介しているのか」ですって?
いえ、聴いたことがない訳ではありません。気に入って何度も聴いているのです。
ただ、マンドリンでの演奏ではない、正確にはこれまでの感覚では演奏ですらないのです。
こうへいは、この曲はネットワークからダウンロードしたMIDIファイルでのみ聴いているのです。
それでも曲のイメージは十分伝わります。
これは大変なことだと思います。この曲のCDが市販される見込みはかなり少ないでしょう。
仮に市販されたとしても、気がつかないうちにすぐ廃盤になりそうです。
そんな曲がネットワークを通じて聴くことが出来るようになったのです。素晴らしいことです。
有名な曲だけが名曲ではありません。自分の大好きな曲は有名な曲だけではありません。
MIDIとネットワークは、音楽好きに新しい可能性を提供してくれます。
なお、この曲は、@niftyの MIDI Classic Forum (FMIDICLA)のデータライブラリからダウンロード出来ます。
同じフォーラムから最近ダウンロードした曲をもう一曲。同じく現代の日本人作曲家によるマンドリンオーケストラのための作品です。
愛知県北部の北設楽郡というところの民謡を題材にしているのですが、現代音楽らしく不協和音と変拍子が多用されており、民謡の懐かしい旋律と変に調和した独特の雰囲気をもつ曲です。
これは、こうへいが学生時代に一度弾いているのですが、なにせまともな和音がほとんどないので、普通はコード演奏が中心のギター弾きとしては、大変難しい曲でした。
一応その演奏のLPもあるのですが、ちょうどLPの材質が高騰した時期で、盤質が大変悪く、せっかくの静謐な雰囲気がかなり阻害されてしまいます。
また、針とLP双方の痛みも心配でそうそう聴けません。
それだけにこの曲をネットワークで見つけたときはうれしくなってしまいました。
ネットワーク様々です。
FMIDICLA データライブラリ6番#286
マンドリン合奏曲参考資料4 Tre-Pick Muse Factory MFCD-2104
FMIDICLA データライブラリ6番#354
神戸大学マンドリンクラブ第17回定期演奏会 非売品LP
細見 孝治(指揮)、神戸大学マンドリンクラブ
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