こうへいの音楽夜話 第17話
続TrePick Prelude −デジタル時代の申し子と音楽−
(1998年11月29日掲載)
最近また、こうへいのベクトルが、少しだけですが音楽に寄ってきています。
その関係で、このページに書いてみたいこともたまってきているのですが、なかなか書けません。
そうこうするうちに書く機会が過ぎてしまったりします。
そんな中で、また、Tre−Pickを題材にしたのは、ベクトルが音楽によった原因がこのあたりにあるからです。
ネットワークとMIDIとCD−Walkman、これらのデジタル時代の道具たちによって、また少し音楽に寄ってきたのです。
第13話でお話した通り、もともとこの Tre−Pick Prelude という曲は、
オリジナルより先に、パソコン通信のフォーラムで見つけたMIDIで初めて聞いたものです。
次に、インターネットのメーリングリストにより、作曲者のホームページ開設を知りました。
そして、そのホームページでオリジナル編成のCDの存在を知ったのです。
最後に出てきたデジタル時代の道具が、CD−Walkmanです。
音楽好きのわりには、ごく最近までこの道具は持っていませんでした。
というのは、電車の中や街中など、騒々しい音の中で音楽を聴いても面白くないだろうと思っていたからです。
それがなぜ変わったかというのは次のようなことがあったからです。
仕事の都合でよく東京へ出張があるのですが、新幹線での3時間は結構苦痛です。
これまでは本を読んでいることが多かったのですが、これも結構疲れます。
ある日、隣の席の方が、CDを聴いているのを見て、これも良いかもしれないなと思った次第です。
ということで、11月始めの出張の際に、池袋でCDを手に入れ、ついでにCD−Walkmanを買って新幹線で聴きながら帰りました。
それからは新幹線だけでなく、通勤でも持ち歩いていろいろ聴いています。
初めてオリジナルで聴いたTre−Pick Preludeは、思ったとおり楽器の良さの活きた素晴らしいものでした。
少しだけMIDIでの印象と違ったのは、思ったより激しい曲だったということです。
あたらめて、MIDIで鍵盤を表示しながら聴いてみると、ギターのコードのタタキ方とか中低音パートの動きとか、なるほどと思うところがあります。
あたりまえの話ですが、MIDIとオリジナルは、やはり全く別の音楽表現ですね。
1人でこつこつと音を積み上げて行くMIDI。
時として、オリジナルよりも作曲者の意図を透徹した形で示すことができるかもしれません。
オリジナルの方は、何十人もの想いが音に現れてきます。
演奏者だけでなく、ライブの場合は聴衆の想いも共鳴している場合もあるでしょう。
かなわぬ想いとは知りつつ、大昔、神戸の港でのアルバイトで買ったギターに弦を張り直し、もう一度そんな音世界に戻ってみたい誘惑にかられるこの頃です。
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