こうへいの音楽夜話 第19話

Bethena −ジャズ以前、クラシック以降−

(1999年8月1日掲載)

暑いですねーーー。こういうときは、気楽で楽しい音楽がいいですね。
ということで、こうへいの得意なジャンル不明の音楽です。え、いつもそうだって?そうかも知れないですね。

今夜ご紹介するのは、アメリカのスコット・ジョプリンという人の曲です。
「スコット・ジョプリン?知らないなぁ」という方も、「スティング」という映画はご存じでしょう。とても楽しい映画ですね。
その映画の全編を通じて流れていたのが、スコット・ジョプリンの曲なのです。
テーマが「ジ・エンターティナー」という曲で、かなりヒットしたと思います。そのヒットでジョプリンもけっこうブームになりました。

それでおもしろいなと思ったので、ご紹介するCDの原盤であるLPを買いました。昭和50年のことです。実はその時は映画はまだ見てなかったんですが。
映画のサントラでは、クラリネットとピアノがメインで、少しジャズっぽく聞こえますが、ジャズの醍醐味であるアドリブがありません。
こうへいは勝手に新しいアメリカの室内楽だと思ってます。
だから、ジャズ以前、クラシック以降。

室内楽にしては、シンコペーションなどが独特ですが、それはもともとが酒場などの歓楽に世界の中で弾かれたピアノ曲だからです。
このスタイルをラグタイムといいます。でも、一度聴いてみて下さい。確かににぎやかな曲もありますが、騒々しいイメージとは別の世界です。

今夜のテーマは、その中でも特別な曲、ラグタイムでもない、なんとワルツです。哀調と憧れが聞こえるようなとても素敵な曲です。
それを、クラシック畑でも遊び心のわかるパールマンとプレヴィンが最高の仕上がりで聴かせます。
本当に心が洗われるような美しい音楽です。

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