こうへいの音楽夜話 第22話

冬の旅 −青春は暗いですか−

(2001年5月4日掲載)

音楽夜話ファンのみなさん、またまたのご無沙汰でした。
ごめんなさい、でも、とっても忙しかったのです。

で、今回も思い切り古いところへいきます。
実は自分でもよく覚えていないのです。中学生の頃の話ですが。
とても印象に残っているテレビドラマがあります。
題名が「冬の旅」というのと「冬の雲」というものです。別々のドラマです。
でも、WEBってすごいですね。よく覚えてないので検索をかけたら一発。

冬の旅のほうは、一人の純粋な青年の物語です。
純粋故に兄を刺すこととなり、少年院での暮らしを余儀なくされます。
複雑な家庭が、最後は青年の純粋さに救われかけるのですが。
でも青年は、少年院の中で破傷風にかかり亡くなってしまいます。
なぜこんなにいい人ばかりを殺すのだと、作者に抗議の手紙が殺到したという新聞小説のドラマ化です。
このドラマをきっかけに、こうへいは作者である立原正秋の世界へにめり込んでいきます。
いまもこうへいの本棚にはその全集があります。
音楽夜話にもかかわらず、このドラマの音楽は記憶にありません。
でも、題名が題名ですから、きっと冬の旅だったのでしょう。

もう一つのドラマの方は、今度は筋書きをほとんど覚えていません。
ただ、最後のシーンは印象的でした。
それまでずっと憎みあってきた、本妻と内縁の妻が、お互いを認めあったあと、本妻の忌まわしい過去から家族を守るために、
内縁の妻が、過去を知る男と心中を装って自殺してしまうのです。
こちらは筋書きに 記憶がない割には、音楽の印象があります。
ただ、本当にそうだったかどうかは確かではありません。
記憶にある音楽は3つ。
ちょっと多すぎるのでもしかすると同じシリーズのほかのドラマかもしれません。

少し悲しい話ばかりです。
でも、今でも印象に残っています。
青春のころは、とっても心が柔らかい。
そして、ちょっと暗いかもしれません。でも、その大切なときは、ほんのひとときしかないのです。
いま、こうへいの子供たちが、そういう年頃にいます。
この子供たちの柔らかい心に訴えかけるのどんなお話であり、どんな音楽なのでしょうか。
思い出深いものであってほしいですね。


ドイツ民謡 眠りの精


ロシア民謡 ポーリュシカ・ポーレ


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