
こうへいは、仕事柄あちこち出かけますが、日中は仕事なので、おちついてどこかへ行くということはまずできません。この9月は、特に移動が多く、台風や地震の合間をぬって、北は札幌から、南は熊本まで。
そんな日々の中、ぽつんと空いた長崎の一日。長崎で土曜にお仕事、その翌週の月曜に熊本でお仕事となると、この間の日曜は、いくらなんでも神戸には帰らない。ということで、この日曜は、珍しく1日ぶらぶらしていたのです。
もちろん下調べなどしているわけでもなく、別にどこへ行くとは決めていなかったのですが、地図代わりに買ったガイドブックを見ているうちにふと見つけたのが、軍艦島クルーズ。ここから行けるんだ。前から行ってみたいところではあったのですが、どこにあるかも実は知らなかったのです。
船に乗って、快晴の海上を数十分。軍艦島が見えてきました。確かに、波を切って進む軍艦のように見えます。
もともとは海底炭坑。小さな島の周りを埋め立てて人が住めるようにした、人工島のはしりのようなものです。最盛期には、5千人が生活し、学校や病院、映画館などもあったとか。建物は当時としては最新の鉄筋コンクリートのものばかり。
30年前に閉山になってからは無人島となり、手入れもされないまま風雨や波にさらされたため、荒れ放題で上陸することはできません。ただ、その様子は、海上から見ても異様で、迫力のあるものです。
荒れ果てた住居や学校の跡を見つつ、活気のあふれていた頃の島を偲びます。もしかすると、その姿だけではなく、役割も、かつての日本を支えていたという意味で、立派な軍艦だったかもしれません。
つわものどもが夢の跡。