独り者のころは、山歩きだけではなく、街歩きも好きでした。
初めてのところへ出かけたときは、別に用事もないのに、ぶらぶらしたものです。
最近は、はじめてのところも多いのに、ぶらぶらするほどの時間もとれません。
よく、「いろんなところへ出かけられていいですね」といわれますが、仕事でビルの中にいるだけなら、札幌も福岡も神戸と同じです。
で、珍しく、エア・ポケットのように時間があいたのが、この9月10日です。
朝一番の仕事だったので、早起きして彦根まで出かけましたが、結構遠いので、午後時間が空いても、帰って仕事ができるわけでもありません。
ということで、つい歩きたくなってしまって歩いてみました。
といっても、突然思いついたので、何の準備もしていません。
地図もなければ、どんな街かも知りません。
目の前には城山が見えますが。
駅前の案内図をみて、とりあえず琵琶湖の湖岸まで歩いてみようと思い立ちます。
案内図で距離感がわからなかったのですが、これが結構遠い。
途中で、街並みを江戸時代風に統一した商店街に出会いました。
地元の銀行が両替商になっていたりして、最初はおもしろがって見ていたのですが、しばらくすると飽きます。
この手の街おこしでは、昭和の街ができたりと、レトロはやりですが、やはり映画のセットのような・・・。
やっとのこと、湖岸までたどりついて、琵琶湖をながめた後に、道を変えて帰途へ。
ところが、少し歩くと、住宅の真ん中に古びた建物が。
立派なコンクリート作りなのですが、かなりの年代物のようで、ところどころ瓦屋根も見えます。
裏側からなのでなんなのかわかりませんが、塔屋にはアンテナ様の物も見えます。
曇り空のせいか、寒々とした独特の雰囲気です。
時代を感じさせるというのはこういうものでしょうか。
思わず、何なのか確かめたくなって、表に回ってみると、彦根地方気象台とありました。
携帯電話にカメラ機能が付いているのを思い出し、静かな場所なので、回りを気にしながらとった写真がこれです。
所詮携帯ですから、デジカメのようにきれいなものではありませんが、雰囲気は伝わりますか。